平成23年度センター試験関連速報

大学入試センターによると、1月15、16両日に実施した平成23年度センター試験の追試験や再試験を含めた受験者総数は52万7793人で、前年度よりも7193人増えた。
志願した55万8984人に対する受験率は94・42%で、前年度より0・34ポイント上回り、全29科目のうち、15科目で平均点が前年度を上回った。

国公立大学の出願に関しては、全体の志願状況は、国立大学は募集人数の80,647人に対して志願者数は370,817人で倍率は4.6倍、公立大学は募集人員の19,936人に対して志願者数は133,376人で倍率は6.7倍。国公立あわせた志願者数は504,193人で、倍率は5.0倍となっている。
日程別では、国立が前期3.2倍、後期が9.9倍、公立では、前期が4.2倍、後期が13.1倍、中期が14.2倍となっている。

受験教科選択率については、国語が95.8%、外国語(筆記)が98.7%、数学Iが73.2%など。

国語の平均点は200点満点で111.29点(100点満点換算で55.64点)、英語は122.78点(100点満点換算で61.39点)、数学I・Aは65.95点、数学II・Bで52.46点などとなっている(いずれも100点満点)。

各教科の平均点を前年度と比較してみると、国語で3.67点、英語で4.64点、数学I・Aで16.99点それぞれ高くなっているが、数学II・Bでは4.66点低くなっている。

なお、大学入試センターでは、今回の試験において得点調整は行わないと1月21日に発表している。