東日本大震災の影響について

震災後も被災地だけでなく、東日本全体で混乱が続いていますので、直接の関係はありませんが、当サイトでも情報提供のために震災関連の記事を載せてみます。


◆出荷停止のホウレンソウと牛乳 「安全なので私が食べる」(早大大槻義彦)

大槻教授は3月21日付けのブログで、自分は日本物理学会の「放射線分科」に所属し、国際放射線影響学会の会員でもある専門家だ、と断り書きをした上で、今回の原発事故に触れた。放射能漏れだと騒いでいるのは過剰反応で、福島原発30キロ範囲であったとしても健康が害される危険はないし、食品や水道水の放射線量も人体への心配はない、とした。これは国連WHOの見解を元に判断したという。
翌日22日付けのブログでは、ホウレンソウや牛乳、海水の放射能汚染が騒がれている事に触れこう書いた。
「私はホーレンソウも牛乳も平気です。出荷停止のもの、私が食べますからお送りください」
3ヶ月間食べ続けた後に、その後どうするか考えるという。政府は放射能の「暫定基準値」を出しているが、仮に暫定値の数倍、数十倍の汚染になったとしても人体には影響のない値だと強調した。
もっとも、1年近く摂取し続けたとすれば影響が出るかもしれないが、
「一体、今の原発の異常状態が1年間もつづくと思っているのでしょうか」
と疑問を呈した。海水の放射能汚染の測定値はまだ入手してはいないものの、魚や海草の汚染はホウレンソウと同じレベルで安全だろう、と予測した。


◆300年食べ続けても健康に影響がない?(東工大・松本義久)

放射性物質が検出されたホウレンソウを食べる、と発言している人は他にもいる。
テレビ朝日系情報番組「スーパーモーニング」に連日出演している放射線・化学物質影響科学が専門の松本義久東京工業大学准教授は21日放送の番組内で、出荷停止になった茨城県のホウレンソウならば300年食べ続けても健康に影響がないし、洗って食べれば放射線量は10分の1になる、とし、
「私は福島産の野菜も牛乳も、子供や家族みんなで美味しくいただく」
と言い切った。
ネット上の掲示板やブログを検索すると、人体に影響がないならば放射能に汚染されていても食べる、という人がけっこういる。「ほうれん草でも牛乳でももってこい。あのレベルならフツーに食べるから」といったサイトも登場している。


◆放射性ヨウ素検出問題 水道水使用について(日大・野口邦和)。

東京都内の浄水場の水から乳児向けの基準を超える放射性ヨウ素が検出された問題で、乳児は水道水を飲むのを控えるように指示が出ていますが、大人、そして、ペットなどを含めて、水道水の使用に対する疑問を日本大学の野口邦和専任講師に聞きました。
大人については、暫定規制値を超えておりませんので、心配することではないと思います。
全然この程度の放射能で、何か影響を受けるってことはありえないと思うんですよね。
ペットは、わたし自身はまったく問題にする必要ないと思います。
過度に不安になる必要はまるでないとは思うんです。
炭を水につけるというのは、それなりの効果はあると思います。
それほどのものではないので、実は。
本当に必要な乳幼児のいる家庭で、ペットボトルの水が手に入らないということにもなりかねないじゃないですか。
そういう意味では、もう少し冷静に、若者、成人には対応していただきたいと思います。
また、哺乳(ほにゅう)瓶を洗う際などについては、水道水で構わないが、どうしても気になる人は、水道水で洗ったあと、最後の1回、ミネラルウオーターですすげばいいのではないかと話していました。
さらに、妊娠している人については、「水道水を飲んでも心配いらない数値。母乳も心配いらない数値だから、安心してほしい」と話すとともに、「まず、乳児に水が行き渡るように、大人が冷静な対応をすることが必要だ」と言っていました。