またTwitterか!女子慶大生の盗撮事件!!

以前も大学生によるTwitterでの安易な行為が事件となっているケースを特集したが、今回また大きな事件が起きてしまった。
慶大の女学生が一般老人の顔を盗撮し、無許可でその顔を公開、さらに老人を中傷するコメントをしたとされる。
現在もネット上で、この事件は大きく取り上げられ、さまざまな情報が交わされている。
事件の犯人とされているのは浅倉友里子さん。


現在、慶応義塾大学4年生。裕福な家に生まれ、2007年慶応ミスコンや留学も経験。進路は三井物産に内定し、まさに煌びやかな「勝ち組」コースまっしぐらといったところである。
一方、私生活の方もなかなか盛んなようで、ハーフの学生や年上のサラリーマンなど幅広い男性遍歴の情報も出てきている。
この事件に関するインターネット上の議論では、「警察に通報」「大学や内定先に連絡し、処分を待つ」「事件性はない」など様々な意見が飛び交っているが、大きく論点は2つである。
1つは「盗撮」という点。盗撮行為は東京都の迷惑防止条例で禁止されている。そこで、迷惑防止条例の第5条「何人も、人に対し、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わな言動をしてはならない。」に抵触するのではないかと言われている。
もう1つは「赤の他人の画像を無修正で公開し、中傷した。」という点である。肖像権に関する刑法の取り決めはないものの、中傷するコメントがあることから名誉毀損罪(刑法230条)または侮辱罪(刑法231条)に当たる可能性があり、また、刑法上の責任がなくとも本人の訴えがあった場合、民事上の責任を問われるかもしれないのである。


また、何の法的責任を問われなかったとしても、インターネット上で既に多くの情報が公開されてしまっており、プライベートに支障が出る可能性は高い。
インターネットの掲示板では、「何の罪もない老人を辱めた。一度ネットに出た情報は消えない。犯人は自己責任だが、老人はどうなる。」と犯人の悪質さを指摘し、怒りをあらわにする人も多い。
インターネットといえども人の目のある空間である。仮想空間と錯覚する人もいるが、紛れもない現実なのである。
前途ある若者だからこそ、ネットでも普段から言動に気を使わなくてはなるまい。
学生のうちは意識しづらいが、世の中の大半は「顔」で動いている。
その顔の信用がなくなれば世の中を渡っていく事はできないのだ。
筆者としてはこの事件が「最後のTwitter事件」となってくれる事を祈るばかりである。