のりピー大学の”崩壊”

元女優・アイドルの酒井法子こと「のりピー」が在籍する創造学園大学が危機に陥っている。

のりピー氏は2009年の押尾学事件に関連して覚せい剤取締法違反により逮捕。その後、心機一転を狙い創造学園大学への入学を発表した。
急転直下で注目を浴びるようになった「のりピー大学」こと創造学園大学であったが、注目されたがゆえに問題だらけの経営実態を全国に向けて晒すことになる。
2004年創設、理事長が中国人、芸能人が通う「本家」堀越学園とはまるで関係ない「学校法人堀越学園」、決算書の虚偽記載、教職員の給与遅滞、学長が横領容疑で家宅捜索、偏差値38など表面だけでもすでに目を覆いたくなるような大学だが、さらに国と県から補助金が打ち切られた他、群馬県庁より直々に「この大学は正常な大学ではないので受験しないように」という通達が出ているというのである。

また、大学復活の最終兵器「のりピー」も馬鹿にして大学には来ないようである。入学当初こそ「福祉を学びたい」「やりなおしたい」と宣い、大学のPRビデオなどに精力的に出演した酒井法子氏であったが、やはりその態度も「虚偽記載」だったのだろうか。

「虚偽記載」同士仲よくできぬものかとも思うが、のりピー氏からすれば卒業してもクソの役にも立たない学校にはわざわざ出向くことすら億劫だったようだ。
異例の形で注目された創造学園大学であったが、結局得をしたのはテレビに出て「年増とは思えないほどかわいい!」の声を独占し、視聴者の心を鷲掴みしたのりピーだけのようである。