2012年新春、日本大学学祖「山田顕義物語」放送

新春早々、さっそく日本大学が仕掛ける。
新年2012年1月2日(月・祝)午後3:30〜4:54、TBS系28局全国ネットでテレビドラマ「知られざる幕末の志士 山田顕義物語」を放送する。

日本大学の学祖である山田顕義が萩の松下村塾に学び、幕末に活躍、明治期には工務卿、内務卿、司法卿などの要職を経て、伊藤博文内閣で初代司法大臣などを務め、ドラマの最後では日本法律学校(現日本大学)の創設が描かれるようである。
また、演じるキャストは渡哲也、山田涼介、梅宮辰夫、神田正輝泉ピン子など錚々たる顔ぶれで驚かされた。

たしかに山田顕義自体、明治期の法制度の基盤確立に大いに寄与した歴史的意義のある人物ではあるが、このドラマのポイントはあくまで大学のPRドラマである点だろう。

このような全国ドラマ番組が一大学の指揮の下で作成されたというのは異例中の異例である。
大学をテーマとしたドラマは「東京大学物語」「ドラゴン桜」「ふぞろいの林檎たち」「オレンジデイズ」など決して少なくはないが、大学のPRを目的としたドラマ番組は日本大学が初ではないだろうか。
また、こちらは大学主導ではないが、2013年のNHK大河ドラマでは同志社大学の創設者、新島襄の妻のドラマが福島を舞台に繰り広げられるようである。

これらのドラマの反響次第では、今後、他大学が追随する可能性もある。
歴史のある大学にしかできない方法のため、新たな名門大学のPR手法となるか、注目である。