年末総決算、炎上大学ランキング公開

twitterを中心に大学生が自身の犯罪を告白したり物議をかもす発言をしたりして「炎上」する事件が頻発していることは以前から特集してきたが、2011年12月6日の集英社週刊プレイボーイ」ではついに「炎上大学ランキング」が公表されたようである。
良くも悪くも今年の各大学の「総決算」といえそうである。

この番付によると、横綱青山学院大学。青山のtiwitter事件といえば「たなしゅん」こと田中舜氏の騒動が有名であるが、その他にも1年生の男子学生が痴漢や未成年飲酒をほのめかす発言をしたほか、別の女子学生は40代男性との不倫を相手の実名とともに暴露した。
同誌にはこのほか、秋篠宮眞子様のプライベート写真が流出した国際基督教大学カンニング告白が相次いだ日本大学や、なでしこJAPANの選手との合コンを実況中継し、優勝ムードを破壊した学生が話題になった法政大学、アディダス事件の早稲田大学、盗撮事件の慶応義塾大学などが番付入りした。

インターネット上での炎上事件は、止まる様子がない。
12月に入ってからも、制限速度30キロの道路を100キロで運転したと書きこんだ早稲田大学の学生や、電車の不正乗車や未成年飲酒を告白した明治大学の学生が話題となり、多くのネットユーザーに批判された。
一部では、もはやネット界隈では「恒例行事」としての地位を確立し、エンターテイメント化したとの見方もある。
twitter炎上に関しては、毎回ネットユーザーから嘲笑、軽蔑、中傷、呆れ、同情など様々な声が上がっているが、筆者個人の意見としては事件発生後、炎上した人達が恥を感じている間はまだ救いようがあると思っている。
ニコニコ生放送のように単なる「目立ちたがり屋」の愉快犯が溢れたとき、真に大学の品格は失墜したといえるだろう。

のりピー大学の”崩壊”

元女優・アイドルの酒井法子こと「のりピー」が在籍する創造学園大学が危機に陥っている。

のりピー氏は2009年の押尾学事件に関連して覚せい剤取締法違反により逮捕。その後、心機一転を狙い創造学園大学への入学を発表した。
急転直下で注目を浴びるようになった「のりピー大学」こと創造学園大学であったが、注目されたがゆえに問題だらけの経営実態を全国に向けて晒すことになる。
2004年創設、理事長が中国人、芸能人が通う「本家」堀越学園とはまるで関係ない「学校法人堀越学園」、決算書の虚偽記載、教職員の給与遅滞、学長が横領容疑で家宅捜索、偏差値38など表面だけでもすでに目を覆いたくなるような大学だが、さらに国と県から補助金が打ち切られた他、群馬県庁より直々に「この大学は正常な大学ではないので受験しないように」という通達が出ているというのである。

また、大学復活の最終兵器「のりピー」も馬鹿にして大学には来ないようである。入学当初こそ「福祉を学びたい」「やりなおしたい」と宣い、大学のPRビデオなどに精力的に出演した酒井法子氏であったが、やはりその態度も「虚偽記載」だったのだろうか。

「虚偽記載」同士仲よくできぬものかとも思うが、のりピー氏からすれば卒業してもクソの役にも立たない学校にはわざわざ出向くことすら億劫だったようだ。
異例の形で注目された創造学園大学であったが、結局得をしたのはテレビに出て「年増とは思えないほどかわいい!」の声を独占し、視聴者の心を鷲掴みしたのりピーだけのようである。

またTwitterか!女子慶大生の盗撮事件!!

以前も大学生によるTwitterでの安易な行為が事件となっているケースを特集したが、今回また大きな事件が起きてしまった。
慶大の女学生が一般老人の顔を盗撮し、無許可でその顔を公開、さらに老人を中傷するコメントをしたとされる。
現在もネット上で、この事件は大きく取り上げられ、さまざまな情報が交わされている。
事件の犯人とされているのは浅倉友里子さん。


現在、慶応義塾大学4年生。裕福な家に生まれ、2007年慶応ミスコンや留学も経験。進路は三井物産に内定し、まさに煌びやかな「勝ち組」コースまっしぐらといったところである。
一方、私生活の方もなかなか盛んなようで、ハーフの学生や年上のサラリーマンなど幅広い男性遍歴の情報も出てきている。
この事件に関するインターネット上の議論では、「警察に通報」「大学や内定先に連絡し、処分を待つ」「事件性はない」など様々な意見が飛び交っているが、大きく論点は2つである。
1つは「盗撮」という点。盗撮行為は東京都の迷惑防止条例で禁止されている。そこで、迷惑防止条例の第5条「何人も、人に対し、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わな言動をしてはならない。」に抵触するのではないかと言われている。
もう1つは「赤の他人の画像を無修正で公開し、中傷した。」という点である。肖像権に関する刑法の取り決めはないものの、中傷するコメントがあることから名誉毀損罪(刑法230条)または侮辱罪(刑法231条)に当たる可能性があり、また、刑法上の責任がなくとも本人の訴えがあった場合、民事上の責任を問われるかもしれないのである。


また、何の法的責任を問われなかったとしても、インターネット上で既に多くの情報が公開されてしまっており、プライベートに支障が出る可能性は高い。
インターネットの掲示板では、「何の罪もない老人を辱めた。一度ネットに出た情報は消えない。犯人は自己責任だが、老人はどうなる。」と犯人の悪質さを指摘し、怒りをあらわにする人も多い。
インターネットといえども人の目のある空間である。仮想空間と錯覚する人もいるが、紛れもない現実なのである。
前途ある若者だからこそ、ネットでも普段から言動に気を使わなくてはなるまい。
学生のうちは意識しづらいが、世の中の大半は「顔」で動いている。
その顔の信用がなくなれば世の中を渡っていく事はできないのだ。
筆者としてはこの事件が「最後のTwitter事件」となってくれる事を祈るばかりである。

学園祭情報2011まとめ

今年もいよいよ学園祭の季節がやってきました。
大学の学園祭と言えば大学側にとっては受験生にアピールする絶好のチャンスであり、また、受験生にとっても実際にキャンパスに足を運び、大学の雰囲気を肌で感じる良い機会となっています。

オープンキャンパスとは違ったお祭り騒ぎの楽しさがあり、夏に見に行った高校生でも新しい収穫があるかもしてません。
また、地域の活性化のため近隣の組合などが協力している学園祭もあり、大学受験関係者以外にとっても重要なイベントとして位置付けられています。
近年ではお笑い芸人やアーティストのライブ、ミスター・ミスコンなども行われ、より一層注目度の高い一大イベントとなっています。
なかでも有名大学は特に呼ばれる芸能人が豪華であったり、ミスコンの社会的影響が大きいため大変注目されます。

今回は関東の主要私立大学の学園祭とそのポイントを紹介します。





早稲田大学
場所:新宿区 2011/11/5(土)
★注目ポイント
毎年大盛り上がりの早稲田祭は今年で10周年!
バンカラ早稲田のパワーをご覧あれ


慶応義塾大学(日吉キャンパス)
場所:横浜市 2011/11/3(木) 〜 2011/11/5(土)
★注目ポイント
ゲストはスキマスイッチ
女子アナの登竜門である慶応ミスコンからも目が離せない!


上智大学
場所:千代田区 2011年10月31日(月)
★注目ポイント
ハロウィン仮装イベント「Trick or treat!」でお菓子を貰おう!


明治大学(和泉キャンパス)
場所:杉並区 11月3日(木)〜5日(土)
★注目ポイント
今年のゲストは榮倉奈々だ!
明治大学広告研究部による「明治ガールズコレクション」も必見
あげていこうぜ!明大POWAR


立教大学
場所:豊島区 11月3日(木)〜5日(土)
★注目ポイント
E-Girlsのダンスパフォーマンス
私立屈指のお洒落キャンパスも一見の価値あり


中央大学(後楽園キャンパス)
場所:文京区 2011年11月4日(金)〜11月6日(日)
★注目ポイント
K-POPのアーティストがゲストに登場
毎年恒例のイリュネーションで夜まで楽しめる


青山学院大学
場所:渋谷区 2011年10月28日(金)
★注目ポイント
10周年を向かえたCHEMISTRY(ケミストリー)のライブ
リア充青学を楽しもう!


日本大学
場所:千代田区 2011年10月29日(土)〜10月31日(月)
★注目ポイント
法学部では恒例の学術発表会、経済学部ではFlowのライブや桂ヒナギクこと声優伊藤静トークショーが楽しめる。理工学部には声優新谷良子が登場
ガリ勉もリア充もヲタも日大に集まれ!


学習院大学
場所:豊島区 2011年11月4日(金)〜6日(日)
★注目ポイント
約80の団体が模擬店出店、温かい食べ物を食べながら綺麗な構内を見学しよう


東京理科大学(神楽坂キャンパス)
場所:新宿区 2011年11月19日(土)〜20日(日)
★注目ポイント
理系ミスコンやサイエンス夢工房など理系ならではの見せ場が盛りだくさん
ゲストは田中美保、抽選のサイン会もあるヨ!

2011年版大学世界ランキング発表

今月6日、英国高等教育専門誌「Times Higher Education」で、毎年恒例の世界大学ランキングが発表された。
このランキングは学習環境、研究成果、論文引用数、イノベーション、国際性などで測られた総合的なデータによるランキングであり、よくある単なるブランドや入学難易度で測られるランキングよりも将来性を見通す指標として優れている。
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これまで長年に渡り世界ランキングトップであったハーバード大学は2位となり、1位はカリフォルニア工科大学に譲った。
また、東京大学は今回のランキングで30位にランクインし、一応はアジアナンバーワンということになった。
その他にも国内大学では京大、東工大、阪大、東北大が前回よりも順位を上げている。

しかし、今回のランクアップは日本国内の研究レベルが上がったというよりも他のアジア圏のレベルが下がっているためであり、国内の大学レベルは決して手放しで評価できない。
特に今年のノーベル賞で受賞者を出せなかったのはうまくない。
国内で最もノーベル賞の可能性が高かったiPS細胞の山中氏(京大)が受賞できず、私大初のノーベル賞受賞として期待されていた村上春樹氏(早稲田)も受賞を逃した。
世界で張り合える実力のある大学は残念ながらまだ日本にはない。
それゆえ学術的に魅力のない国となってしまっているのである。
技術大国という称号も擦れてきている現在日本だが、まだ復権の望みはある。
技術と学術の融合こそ、世界で求められている「強い知識」である。
強い存在感を持つ技術大国日本であり続けるためにも強い知識を持つ国でなくてはならない。そのためには国の主要研究機関である大学にダイナミズムを呼び起こすことは必須条件である。
国内大学の課題はまだまだ山積みなのだ。

古賀茂明からみる”東大像”

今月26日に経済産業省を退職した元経産省大臣官房付古賀茂明氏。
省内でキャリアを積みながらもあっさり辞職し、現在ではメディアでヨイショされている古賀氏であるが、彼の行動から典型的な東大像がうかがえる。

古賀氏は麻布高校から東京大学法学部卒という典型的エリートの経歴をもつ人物である。
東大時代は「つまらなかった」と語りつつ、2年間のプータローを経て典型的な東大の就職先である高級官僚へ。
当時は何の考えもなく「知人の勧めで」という"なし崩し的"な発想で官僚となっている。その後は官僚でありながらマスコミの支持(ヨイショ)を背景に改革派などとのたまいながら好き放題。そして今回の辞職劇である。
その後にみんなの党大阪維新の会から打診を受け、出馬との情報も入っているが如何せんまた"なし崩し的"に物事に取り組もうとしている。
このように"場当たり的"、"適当"といった人物像が浮かんでくるが、これは何も古賀氏に限ったことではない。このような心理は東京大学OBに働く一般的な心理作用なのだ。

昭和の世界で「東京大学」という看板は極めて強力であった。その気になれば日本で出来ないことは無くなる程に。
それゆえ東大OBはこのように場当たり的、気分屋的な人間が多い。
昭和期のガラパゴスニッポンならそれも通用したかもしれない。東大の神通力、東大の名前だけですべて片がついた時代がたしかにあった。古賀氏が通産省に入省した時代もまさに「東大の栄華ここに極まり」という時であったろう。
しかし、いまやガラパゴスニッポンは崩壊、東大の名前だけですべて片がついた時代も終焉を迎えた。
古賀氏は自身が掲げる改革とやらを達成できず、無職(負け犬)となったわけであるが、
この際も「国民の支持があれば勝てると思った」と捨て台詞を吐いている。
徹頭徹尾、他力本願。自分がやっている物事に対して深い考えは持っていない様子が伺える。
最後の最後まで典型的な"東大生"であった。

過去の「おれは東大だから何でもできる」が通じた時代を忘れられず、最期にはこうして負け犬となるパターンは古賀氏ばかりではない、今日本の至る所で見られる出来事である。
東大生が自身の驕りを改めず、時代とズレ続ければ、いつか東大生がいらなくなる時代が来るかもしれない。

野田新内閣スタート!気になる学歴は・・・

本日より、野田新内閣がスタートした。
復興と原発の収束を最大の使命と謳っている野田新内閣だが、気になる実力の方はどうなのか。

公務員給与や人員削減、臨時増税なども既に示唆しているが、これらはかつては「首相の首がいくつあっても足りない」とされたハードルの高い政策であり、実行には相当のリーダーシップが要求される。
しかし、顔ぶれとしてはどうしても「二流内閣」という印象が強い。
本来民主党のエース格である前原氏や岡田氏が国務大臣となっていない名簿はどこか頼りなさを感じるだろう。
注目の国務大臣人事であるが、平岡法相の東大、川端総務相・前田国交相・細野環境相の京大、鉢呂経産相の北大、一川防衛相の三重大、野田首相・安住財相の早大、玄葉外相の上智、鹿野農水相学習院、小宮厚労相の成城、中川文科相ジョージタウン大学という結果となった。
国務大臣の常連である東大や早稲田出身の少なさが目立つ。さらに厚労省という巨大省庁に成城出身というのも仕事振りに不安を感じさせる。
菅内閣でも東大2名、京大1名、東工大1名、横国1名、早稲田2名、その他4名といった冴えない顔ぶれであったが、この程度で「脱官僚」だの「政治主導」だのはいくら言ったところで虚しく響くだけである。当然官僚の方が事務能力は高いし、経歴も素晴らしい。
低学歴の上に松下政経塾などで履歴書武装しているだけでは世の中を変える人物足り得ない。
政治家は実業家と違い、在野で実績を出してはいない。家柄と学歴だけがすべてなのである。それらがないのであれば、二流・三流と言われても仕方がない。